「情報」と「距離」は密接に繋がっているなと最近感じます。
例えば、遠足で行きは長く感じるけど、帰りは短く感じる。
これはもちろん未来に楽しみがあるほど時の流れが長く感じるという点で時間的な距離が長いんだけど、精神的な距離も関わってるんじゃないかなって思う。
例えば、このメディアのテーマとして扱っている北欧っていう地域は日本人にとって必ずしも身近ではない。それよりも色々知ってるフランスであったり、イギリスの方が距離は近く感じる。たとえ精神的な距離であっても。
何が言いたいかというと、人は情報の有無で物事の距離を測るんじゃないかなってこと。
そこには物理的な距離は介在してなくて、精神面が多くの比重を占める。
あまり知られていないかもしれないけど、日本から一番最短でいけるヨーロッパの国はフィンランド。一番最短距離でいけば10時間前後でいける。
なんか変だなって思ったんです。
なんで日本よりも近い国がそれ以上遠い国よりも知名度がないのか。
それは多くの日本人から見て北欧が遠く見えるかというとそこに対する情報が圧倒的にフランスやイギリスと比べて少ないから。
シンプルですね。
スウェーデンで1年間住んだ経験がある僕からするとスウェーデンは中国よりも韓国よりも身近に感じる。
だからこそ情報をいかに届けられるかが大事なんだな。
どうやったら興味を持ってもらえるかなって。
やばいなと思いました。
もっともっと北欧を盛り上げたい僕がもっと頑張んなきゃって。
Norrはもっともっと大きくなります。
僕ももっともっと大きくなります。
文筆家、写真家、イラストレーター。学部時代のスウェーデン留学が大きな転機となり、北欧のウェルビーイングを身体で学ぶべく、ノルウェーとデンマークの大学院に進学。専門は社会保障、社会福祉、移民学。2021年6月両国にてダブルディグリーで修士号取得後、帰国。現在は、アニメーション業界に飛び込み、ストーリーテリングの観点から社会へ働きかけるべく活動を広げている。フリーランスとしても活動している。又、北欧情報メディアNorrから派生した「北欧留学大使」を主宰し、北欧留学支援もしている。
■これまでの活動歴:「令和未来会議2020”開国論”(NHK)パネリスト出演」、「デモクラシーフェスティバル2020(北欧5カ国大使館後援)イベント主催」、その他講演多数