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ノルウェー / Norway 北欧留学大使

[北欧留学大使 #1] 松木蓮:ノルウェー ・スタヴァンゲル大学(修士課程)

POST 6

※2020年6月14日の情報です
※実際の投稿はコチラ


【留学の学び〜当たり前ってなんだろう〜】

今日で僕の大使期間が終わるのですが、最後に留学を通しての学びについて書こうと思います。色々考えてみて、人との距離感であったり、助け合いの文化、コーヒー文化にみる余白を作る大切さなど書き出せば長いのですが、そうしたことはまたの機会( @norr.official のサイトにそうしたブログ記事をあげているので、よかったら覗いてみてくださいね)にしたいと思います。

北欧の枠にとどまらず、「留学」という広い意味合いで普遍的なことを書き留めておきたいと思います。それは初めて海外留学した4年前のスウェーデンでも、現在のノルウェーの大学院でも変わりません。


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「当たり前ってなんだろう?」
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日本から飛び出してから、こう自問する機会が増えました。生まれてからずっと日本で生まれ育ち、大学生になって初めて自分の意思で外に出ることを決めました。

そこにあったのは、日本とは全く違う世界です。言うまでもなく食文化も違えば、聞こえてくる言葉も違う。服装もどことなく違うし、ふと見上げた時に見える空の広さも違う。毎日見えてくるあらゆるものが真新しい非日常として写ります。

でもこうした僕にとっての非日常は、そこで暮らす人にとっては単なる日常です。僕の中での非常識は、彼らの常識です。

広義にみて、海外に行くと「当たり前ってなんだろう?」という問いを突きつけられます。僕の中の当たり前が通用しないことなんかは日常茶飯事で、そんな「日常」と「非日常」を行き来することに留学の意義があると思います。

それは、北欧に限らず、アメリカ、フランス、スペインであろうと同じです。違った文脈で動いている社会と日本にはどんな違いがあるのかを考えることに大きな意味があると思っています。

「北欧ではこうだよ、、、」と言うとすかさず出羽守のように扱われることが多いですが、それは避けられないことなのかもしれません。僕は日本が大好きで日本にも世界に誇れるものが沢山あると思っているので悪く言うつもりは全くありません。

それでも、日本という国の素晴らしさは外に出ないと見えてこないかもしれないし、逆にここは他の国に倣った方が良いと思えることも多いです。

ポケモンの話で例えるなら、サトシがマサラタウンで一生楽しく生活するのはもちろん良いことですが、できることなら違う街に出て新しい世界を見てみたい。

「『そらをとぶ』を使えるポケモンがいるらしいぜ」
「隣街にはどデカイデパートがあるんだって!」
「雪が降る街に行ってみたくない?」

一歩外に出ると、いかにマサラタウンが小さい世界だったかを思い知ることになります。そうやって未知の世界へ行き、「知らない」を「知る」に変えていくことが「視野を広げる」ということだと思っています。

その入り口として「北欧」という地域を選ぶ人がいるのなら、僕は精一杯後押ししたいと思うし、それが北欧留学大使を作ろうと思った大きな理由です。

これから大使を担ってくれる人、これから北欧に留学する人、皆さんと一緒にNorr Ambassadorを作っていけたらと思います。

これにて、僕が大使としてお送りする投稿は最後になります。1週間お付き合いありがとうございました!ストーリーズは今日もあげる予定なので、そちらも覗いてみてください!

今週はNorr Ambassador、1人目の大使としてノルウェー・スタヴァンゲルより松木蓮がお送りしました。

それでは素敵な1日を!!
Hejdå👋🏻

今週の大使: @renmatsuki

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