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デンマーク / Denmark 北欧留学大使

[北欧留学大使 #17] 修士論文特集(修士課程:Ren Matsuki)

POST 4

※2021年6月11日の情報です
※実際の投稿はコチラ


Hej!! Allihopa!!
こんにちは!松木です。今回は「修論の大変なコト&良かったコト」について!

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●修さん●

_修論で大変なところ
英語で論文を書くということ自体、チャレンジングですが、何よりも修士論文の研究がどのような社会的・研究的意義を持つのかを考えさせられることに大変さを感じます。ただただ私見を述べるだけでは「修士論文」は成立しないと考えます。先行研究からの気づき、指導教員の助言による気づき、自問自答による気づき、一つ一つを整理して、独りよがりではない意義のある「研究」に仕上げる点が、(自戒も込めて)修士論文の大変さだと思います。

_修論の良いところ
自身の研究を形として残せるのが良いことだなと感じます。博士課程の学生になった今、自分の書いた修論を読み返してみると、あまりの薄っぺらさに愕然とします(笑)。それでも自分の主張したかったことを文字として表現し、形にできたという事実は変わりません。関心のあるテーマを追究し、論文という形にすることは、(研究者でない限り)人生において多くありません。修士論文執筆のプロセスにおいては、あらゆる点に頭を使います。論理的思考力やコミュニケーション能力を高めながら、自身の研究を修士論文としてまとめ上げることで、多くのことを得られるでしょう。

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●山瀬さん●

_修論で大変なところ
スケジュールが完全に自己管理なところが良い部分でもあり、かなり大変な部分でもありました。メンタルや体調のコントロールも大変な部分かと思います。

_修論の良いところ
自分の場合はプログラミングやデータ解析等のスキルが身に付いたことと、英語で専門的な内容の論文を一本書きあげて、専門家の前で発表することができたことが大きな自信につながりました。また、修士論文執筆中は自己管理やメンタルコントロールで悩んだこともたくさんありましたが、自分にあった体調・メンタル管理やスケジュール管理のテクニックを身に着けることができたのは今後の人生に大きく役立つと思いました。

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●マコトさん●

_修論で大変なところ
実験で思わぬトラブルが生じる、もっと早く知っておけば良かった、こうすれば良かった、という準備不足や失敗?みたいなことが必ず発生するところです。ただそのような自分がした間違いやミスを通して学ぶことも多いので、その瞬間は毎回あああ…と疲れを感じますが、全て順調だとむしろ怖い気がします。笑

_修論の良いところ
自分が行った実験から得られる面白い結果(その研究の有用性・面白さ)を公表できること、博士課程に進む場合はその練習にもなること。就職したとしても自ら課題設定・計画→実行→報告の一連の流れを行う経験は生きてくると思います。あとコースワークのとき以上に指導教官や他の先生と近い距離感で議論ができ、博士課程学生やその他ラボスタッフの方々など新たな人々と協働する機会に恵まれることも良い点だと思います。

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●ともよさん●

_修論で大変なところ
プログラムでは毎月もしくは2か月に1回論文の提出課題があり、修士論文までにかなり論文を書く場数は踏めるので、その経験を通して論文を書くこと自体に抵抗は無くなるのですが、やはり長丁場のプログラムで、4か月かけて大きな論文を書き上げるので、最初の一歩を踏み出すのにやる気が要ります。

修士が初めての方は、初めての大きな研究になると思います。何もかも自分のスケジュールで決められる反面、研究は自分で責任をもって決めていかなければならないので、あーでもないこーでもないと常に試行錯誤の繰り返しです。

あとは長期にわたって一つの研究に向き合うので、やっと自分の専門性が研ぎ澄まされてきたな、と感じる反面 、後半戦を迎えたあたりに「もう嫌だ早く終わらせたい」という気持ちが大きくなってきます。これ、私だけですかね?(笑)

_修論の良いところ
他の方もおっしゃっていますが、「修論で大変なところ」でも答えたように自分の専門性が研ぎ澄まされてくると感じられることです。あとは自分の好きな分野を自由に研究できるので大変だけど楽しいです。修士プログラムを通してもですが、特に修士論文期間は論理的思考力が身につくと思います。

あとはこれからも研究をしたいと感じている人は「初めて自分で展開していく大きな研究」を通して、流れや雰囲気が何となく掴めるのではないかなあと思います(私はそう願っています)。

書き終わったときにはきっと自信につながっていると思います!

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次回は、「応援メッセージ&使えるツール」です!

●北欧のことをもっと知りたくなる豆知識●
スウェーデン料理の代表格とされるミートボールは、厳密にはスウェーデン発祥ではない。18世紀初頭に国王がトルコから持ち帰ったレシピに基づいている、とのこと。これはスウェーデン政府機関も認める事実です🇸🇪

■今週の大使:@renmatsuki

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