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ノルウェー / Norway 北欧留学大使

[北欧留学大使 #3] 大沼すず音さん:ノルウェー ・オスロ大学(学部交換留学)

POST 6

※2020年6月28日の情報です
※実際の投稿はコチラ

“Equality as Sameness”

これは授業で習ったノルウェー人の感性を表す言葉です。
「同じ価値観を共有し、謙虚を美徳とし他より優っていることを恥じる」

代表的な例は、みんながオープンサンドとバナナやリンゴを持ってくるというマートパッケ:matpakke(=お弁当)文化です。
そこに家庭による品目の違いや見た目の違いはなく、みんなシンプルで同じようなお弁当を持っているという点には、価値観の共有の感性が現れていると言えます。

また、国内トップクラスの富豪であっても、質素な家を好み、子息も他の学生と同じ寮に暮らすことが多いというデータがあるようです。
見せびらかすのを嫌う性格である、謙虚が美徳という精神が見受けられます。

このように、ノルウェーの文化には周囲と同様に生きることイコール平等であるという考え方が根付いています。
実際に、留学中何人ものノルウェー人からこの言葉を聞いてきました。

前回の投稿で、国に生活を支えられているからこそ、自己実現がしやすくその結果幸福度が高まるという趣旨の意見を述べました。
ですがもしかしたら、周りと同じ生活をしているという自覚が彼らにとっての幸せの秘訣なのかもしれません。
とすると、彼らにとって「幸せ」はとても近くにあって日常的なものであるはずなんですよね。

私もそんなノルウェー人たちに囲まれていたからか、「あ〜幸せだな〜」と感じる回数がとっても増えました。
それは誰かより優れているからでも、ボートを買ったからでもなく、花がこっちを向いて咲いていたとか、カフェラテが美味しいとか、そんな些細なことにいちいち「幸せ」を感じるようになったからなんです。

なんでも手に入る時代に生きる我々は、多分常に幸せなんだと思います。
幸福度を上げるためには「幸せ」と感じるしかない。

もう靴紐うまく結べたら幸せと感じましょう。
私は一年ぶりに大好物の納豆を食べたら幸せで爆発する自信があります。

幸せへの近道を教えてくれたノルウェー留学に感謝です。
機会があったら足を運んでみてはいかがでしょうか。


今回はこんな切り口で、ノルウェーの「”同一”=“平等”」という感性を紐解いてみました。
『ノルウェーマインドから学ぶ、幸福度アゲアゲ大作戦!』と称して、計6回務めた北欧留学大使〜オスロ大学編〜締めくくりの投稿とさせていただきます。
1週間お付き合いいただきありがとうございました!

来週以降の北欧留学大使の投稿もお楽しみに☺️


⬛︎今週の大使: @86pippi でした!

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※当記事は、北欧情報…
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