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Norr写真展:mars

こんにちは、NorrライターのRenです。今回で第4弾の写真展です。

10月から始めたこの写真展ですが、12月を境に間が空いてしまいました。先月初旬にはカメラ機材が故障してしまい、そもそも撮れずでした。

今月からまた毎月末、ここで「北欧の今」をお伝えする写真展を開催していこうと思います。

まさに今、世界中で猛威を奮っている新型コロナウイルス。ノルウェーでも2月末に初めて感染者が確認されて以来、今では世界でも感染者の多い国となってしまいました。

教育機関は閉鎖、街の飲食店のほとんどが休業せざるを得ないなど、今もなお緊張感が続いています。具体的に街はどのように変化しているのかについて、先日Norrインスタグラムにで動画配信をしました。アーカイブに残しているので、よろしければ合わせてご覧ください。

Norrインスタグラムアカウント


さてさて、最近のノルウェー(特に僕が住んでいるスタヴァンゲル)はといえば、サマータイムが始まったりと日に日に日照時間が長くなってきました。最近は8時くらいまで明るいです。快晴の日も少しずつ増えてきて、過ごしやすくなってきています。

そんなノルウェーの日常を少しでもお伝えできれば幸いです。


それでは、3月のノルウェーの様子をお楽しみください!






Norr写真展

〜mars〜





こちらはスタヴァンゲルのカフェの店内での一枚です。北欧ではコーヒー文化が根強いので、街にはカフェがたくさんあります。日本のようなチェーンのお店も、個人経営のお店もたくさんあります。

ここは「Kokko Cafebar」というカフェです。僕個人としては、スタヴァンゲルで一番オススメしたいカフェです。浅煎りのスッキリしたコーヒーを楽しめるだけでなく、内装にもこだわっていて、2階はロースター兼アトリエとなっています。

僕も毎週のように通っては課題をしたり、作業をしたりとお世話になっています。フィヨルドなどでスタヴァンゲルに立ち寄る方も多いと思うので、インスタグラムアカウントを載せておきますね。

Kokko Cafebarインスタグラムアカウント





大学の授業(僕の本業は大学院生)がなくなってしまったので、最近は余白の時間が増えました。街に出ても閉まっているお店が多かったりするので、なかなか外には出られない。

それでもやっぱり外の空気は吸いたいので、散歩をするようになりました。健康意識の高いノルウェーでは日常的に散歩をしている人をたくさん見かけます。

これは、家から歩いて20分ほどにある小さな湖(大きな池?)での一枚です。ある日の夕暮れ時。今年1番の快晴といっても過言でないくらい良い天気で、日が沈む頃にはその光が水面に反射して、すごく綺麗でした。

散歩がてらカメラのシャッターを切りました。

燃えるような太陽
透き通るような白鳥の羽

そんな自然の美を目に焼き付けたひと時でした。





こちらは街で撮った一枚です。スタヴァンゲルは石油産業で有名な港町であるので、こうした景色をあちこちで楽しむことができます。

これもある夕暮れ時に撮りました。遠くに赤く染まる山々と、街と街をつなぐ橋。

あの時の清々しい空気感が思い返されます。





今月はかなり余白の時間があったということで、天気の良い日を狙って隣町にある小山へハイキングしに行きました。これはその山頂からの一枚です。対岸に見えるスタヴァンゲルの街並みに友達と興奮しながら、「あれIKEAじゃない?」などと話しました。

ノルウェーの代名詞とも言える荘厳な大自然。その第一歩を踏み出した日でした。すっかりノルウェーの自然に引き込まれて、また天気の良い日にハイキングに出かけようと思います。もちろん、フィヨルドも。

先ほどのハイキングでの経験については、先日ブログ記事に起こしてあります。こちらも合わせてどうぞ。

『そりゃノルウェー人は自然が好きなわけだ』





スタヴァンゲルの街の様子。中心部はこうして少し入り組んだ道がいくつかあって、真っ白な壁と橙色の屋根のコントラストがすごく綺麗です。

左手に見える家は「ギリシャ料理専門店」です。アクロポリス(Akropolis)と書いていますね。まだ行った事はないですが、コロナが終息したら行ってみようかな。





こちらも夕暮れ時の一枚。たぶん僕はサンセットが好きなんだと思います。大学1年生の時にマレーシアのボルネオ島で見た焼けるような日の入りを目前にして、それ以来天気が良い日の夕方には空を確認するようになりました。

上手くいかなかったなと少し気が沈んでしまった日でも、真っ赤に染まった空を見るとなんだかちっぽけなことに思えてきて、元気をもらえます。

ここは、スタヴァンゲルで一番高い高台から見たサンセットです。ここから見渡す街の様子は最高で、家々が広がる地域はもちろん、大きな湖が太陽に照らされて、なんとも言えない美しさです。





先ほどのハイキングでの一枚です。お昼時に山頂にたどり着いたのですが、すでに沢山のノルウェー人たちが登りに来ていて、大きな岩に腰を下ろしては楽しそうに話す家族、片方に寄りかかるカップル、みんなが想い想いに過ごしています。

詳しくはブログ記事にて!

『そりゃノルウェー人は自然が好きなわけだ』





これもある日の夕暮れ時の散歩中の一枚です。少しずつあったかくなってきているからか、鳥たちが気持ちよさそうに空を飛び回っているのをよく見かけます。

この写真の鳥は何という種類なんだろう。水面からひょっこり顔を出した小さな岩に足を置いて、沈んでいく太陽を望んでいました。

その姿がなんかよくてパシャり。

日本と気候が大きく変わるので、住む生き物も変わってきます。日本では見慣れない動物も少なくないですね。





街にあるパブの前での一枚。サーっと自転車で駆ける人を少しブラして撮ってみました。何気なく歩いていた道も、こうした写真を撮ってみるとまた違って見えてくるものです。

こういう表情の変化を楽しめるところが写真の好きなところです。





最後は、三日月。

同じ形の月は1ヶ月に一度しか見られないですよね。偶然にもカメラを持ち歩いていた日が快晴で、かつ三日月の日だった。

まだ遠くでオレンジ色に燃えている空と、早くも青く染まる空のグラデーションが何とも綺麗です。そして、そこにポツンと構える三日月。

夕暮れ時に早々に姿を見せる月ってすごく綺麗ですよね。




さて、以上で今月の写真展は以上です。日に日に過ごしやすくなる一方で、日に日に不安になるこの頃です。いつこの状況が終わるんだろう。時々叫びたくなるような時もあるかもしれません、不安に押しつぶされそうになることもあるかも。

そんな時こそ「思いやり」の精神を思い出して、自分ができること、自分がやるべきことを考える時間にしたいなと思います。


最後に小話を1つ。

10枚目の三日月の写真。これがモチーフとなっている日本の企業がありますね。もともと、逆向きの三日月(正確には26日目頃の下弦の月)だったそう。これが今の三日月の向きに変わったのには理由があります。

初期の右向きの月は、その後新月に近づいていきます。一方で、三日月は徐々に光る面積を大きくして満月へと成長していきます。「満ちる」という縁起の良さから、企業の発展を願って今のようなロゴへと変わっていったそうです。

そんな三日月のこぼれ話を最後に、皆さんにもきっと「幸」で満ち溢れますように。


それではまたお会いしましょう。


北欧情報メディアNorr Ren


追記)

現在Norrではインスタグラムにて、皆さんの北欧写真の募集をしています。初めてフィンランドに行った時の一枚、留学でデンマークに住んでいた時の何でもない日常。そんな特別な一枚をぜひ他の方々とシェアしませんか?


ご興味のある方は、ぜひこちらの記事をご参照ください!

『皆さんの北欧写真を絶賛募集中!』




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