古代ギリシアに端を発したオリンピック。4年に1度開催されるスポーツの祭典として、世界中から注目を集める国際大会ですね。
世界中のアスリート達が王者を目指して奮闘する姿が印象的ですが、これまでどんな国がメダルを取ってきたのでしょうか?オリンピックは夏季・冬季に分かれていますが、歴代のメダル総獲得数世界1位はアメリカ🇺🇸です。前回大会(平昌五輪)の結果も含めたメダル獲得数は2827個。これは2位であるソ連の1204個、3位のドイツ🇩🇪の991個を大きく上回っています。
夏季五輪だけで見ても、アメリカが2523個のメダルを獲得していて、2位のソ連の1010個と2倍以上の差があります。アメリカが圧倒的な強さを誇っていることがこの数値からわかりますね。
それでは冬季五輪は?ここでもアメリカが王者に君臨しているかと言うと、実はそうではないんです。冬季五輪の絶対的王者は、北欧のあの国でした。
冬季五輪の王者ノルウェー
冬季五輪の絶対的王者は、北欧の小国ノルウェー🇳🇴。人口530万人(北海道と同じくらい)と小国にも関わらず、これまでたくさんのメダルを獲得してきました。
冬季五輪のメダル獲得数トップ5で比較してみましょう。
※( )内の数字は順位を表します。
冬季五輪でのノルウェーの強さがここからわかると思います。ノルウェーがこれまでに冬季五輪で獲得してきたメダル数は368個。
内訳は、
金メダル🥇 132個
銀メダル🥈 126個
銅メダル🥉 110個
2位のアメリカに60個以上のメダルの差があります。
ちなみに、他の北欧諸国の冬季五輪のメダルランキングは以下の通りです。
スウェーデン🇸🇪 7位
フィンランド🇫🇮 11位
デンマーク🇩🇰 44位
アイスランド🇮🇸 −
※アイスランドは冬季五輪でメダル獲得経験なし
ノルウェーは何が強いの?
それではノルウェーはどの競技でメダルを獲得しているのでしょうか?冬季五輪は15競技で構成されていますが、全競技でメダルを獲得している訳ではありません。データを元にしてみてみると、どの競技が強いのかが分かります。
※( )内の数字は総獲得数の順位を表します。
現代スキーの原型となったテレマークスキーに起源を持つノルウェー。スキー部門では、さすがと言わんばかりの圧倒的な実績を残しています。
フィヨルドで有名なノルウェー。その山々した地形柄、ウィンタースポーツと触れ合う機会が多いことが強さの秘訣と言えそうです。
最後に、、
ノルウェーの大学院生であるライターは、こんな光景を時々見かけます。日頃から鍛錬を欠かさない精神性は“ノルウェー人ぽさ”なのかな?
参考:
>国際オリンピック委員会HP:
>日本オリンピック委員会HP:
https://www.joc.or.jp/sp/column/olympic/history/001.html
>Olympian Database:
http://www.olympiandatabase.com/index.php?id=417&L=1
文筆家、写真家、イラストレーター。学部時代のスウェーデン留学が大きな転機となり、北欧のウェルビーイングを身体で学ぶべく、ノルウェーとデンマークの大学院に進学。専門は社会保障、社会福祉、移民学。2021年6月両国にてダブルディグリーで修士号取得後、帰国。現在は、アニメーション業界に飛び込み、ストーリーテリングの観点から社会へ働きかけるべく活動を広げている。フリーランスとしても活動している。又、北欧情報メディアNorrから派生した「北欧留学大使」を主宰し、北欧留学支援もしている。
■これまでの活動歴:「令和未来会議2020”開国論”(NHK)パネリスト出演」、「デモクラシーフェスティバル2020(北欧5カ国大使館後援)イベント主催」、その他講演多数