『食品ロス「Nej tack」月間』第三弾!
今回はデンマークの首都コペンハーゲンにあるユニークなスーパーマーケットを紹介しようと思います。
*「Nej tack月間って何?」と思った方はコチラをご覧下さい
We foodって?
本スーパーマーケット最大の特徴は
賞味期限切れの食品を定価の30~50%引きで提供している
ということ!
食品は、提携を結んだ一般的のスーパーマーケットから「賞味期限切れ」や「包装にキズがある」などの理由で寄付されたもの。
「期限切れ」と言っても、デンマーク食品法において安全な基準を満たしているもののみが売られているので安心です。
スタッフは全てボランティア。また、利益は全て発展途上国の活動に充てられています。
We foodの成り立ち
世界の3分の1以上の食品が廃棄されている一方で、8000万人が飢餓に苦しむという現状
そんな問題に立ち向かおうと、DanChuchAidという慈善団体とFødevareBankenという非営利の支援団体が資金を募り、2016年にスタートしたWe Food
オープン時にはデンマークの食品環境大臣も出席し、
この活動を「食品廃棄問題を解決する大きな一歩」と賞賛したそうです。
日本での反応
We Foodが日本国内のニュースサイトで取り上げられると、SNSを中心に「日本にも出来たら嬉しい」といったポジティヴな反応が見られたそう。
しかし、日本では「期限切れ」の商品を売ることに対し、消費者庁が「自治体や保健所の指導対象になる」と述べるなど厳しい姿勢を示していると言います。
デンマークの期限切れスーパー「We food」
こういった取り組みを日本に広く普及させるにはまだハードルがありそうですが、消費者の食品ロスに対する認知が広まるきっかけ作りに一役買っているようです。
次回は「食品ロスNej tack月間」最終回
『有効活用!スウェーデンは食品ロスをエネルギーに変えていた・・・!?』
お楽しみに!
合わせてコチラもどうぞ!〜食品ロスNej tack月間〜
第一弾『食品ロスを救う!?北欧のアイデアアプリ2選』
第二弾『お店の余り物でケータリング!?スウェーデンのマルメで注目されている「RudeFood」』
参考:
BIGLOBEニュースサイト
https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0229/jc_160229_0763075738.html
TABILABO HP
https://tabi-labo.com/247689/wefood
DCA HP
https://www.danchurchaid.org/join-us/wefood
Travel Press
http://travelpress.jp/wefood.html
2018年9月より10ヶ月間デンマークの大学に留学、その後2ヶ月のボランティアを経てデンマークがもっと大好きになりました!Norrを通じて、実際に生活して得られた気づきや学び、そして魅力をどんどん発信していきたいです!興味分野は北欧の福祉制度、教育、サステナビリティ。