グレタ・トゥーンベリは若干16歳ながら地球温暖化や気候変動の阻止を求め活動するスウェーデン人です。
ノーベル平和賞候補にもなったスウェーデンの16歳、グレタ・トゥーンベリを皆さんご存知ですか?
グレタ・トゥーンベリ
彼女は現在16歳で、
今こそ地球温暖化や気候変動を阻止しなければいけないと
世界に強く訴えている活動家です。
彼女が始めた運動の影響力は大きく、
ガーディアン紙によると、OPEC(石油輸出国機構)が
「彼女をはじめ若い環境活動家たちは化石燃料業界の最大の脅威になっている」と声明を出すほど。
ではいきなり世界の注目を集め、活動家として世界を動かしている
彼女は一体どうやって知られるようになったのでしょうか?
学校をストライキして議会前に座り込み
彼女は8歳の頃、気候変動について聞いたそうで、
「なんで誰も止める努力をしていないんだろう」と
深く疑問に思ったそうです。
そして2018年には、
その年のスウェーデンの総選挙に向けて登校拒否をし、
ストックホルムにあるスウェーデンの議会前での座り込みをしました。
その時の座り込みでは、スウェーデンがパリ協定に従って、
二酸化炭素の削減をするまで座り続けると言っており、
彼女のインスタグラムによると、現在も毎週金曜に議会前で座り込みを続けているそうです。
このような彼女の積極的な行動に共感し一緒に座り込みをする人の数は徐々に増え、スウェーデンだけでなく世界各地で気候変動の為のストライキが行われ、広がっていきました。
ガーディアン紙によると、約150万人の世界の子供たちが彼女に続いて、学校ストライキをしたそうです。
国際的な会合での強いメッセージがこもったスピーチ
彼女は2018年12月のCOP24(国連気候変動枠組条約第24回締約国会議)や
2019年1月にスイスのダボスで行われた世界経済フォーラムなどでスピーチをしており、
地球温暖化や気候変動への危機感と大人たちがそれらの問題に無関心であり、
行動していないことについて強く言及しました。
私たちに何ができるか
一人一人が自分の立場で何ができるか考え、行動に移す必要があります。
私が出来ることの一つは、彼女の運動を一人でも多くの人に伝えることなので
ここで取り上げさせて頂きました。
彼女が警鐘を鳴らしたように、
まさに今、環境問題について真剣に考えなければならない時が来ています。
言い換えると、今それらの問題に対して行動しないと手遅れになってしまいます。
COP24での彼女のスピーチで印象的だった言葉がありました。
「2078年に私は75歳の誕生日を迎えます。もし子供がいたら、彼らは聞くと思います。
なぜ環境問題が手遅れになる前に、何もしなかったのかと。
みんなが自分の子供を愛していると言いますが、今の状態では子供たちの将来を奪っているだけなのです。」
中々行動に移せない人も、我が子の将来、次の世代の将来のことを
想像すれば自分なりに努力できることがあるのではないでしょうか?
今回は若干16歳ながらスウェーデン活動家として世界で注目を集めているグレタ・トゥーンベリを紹介しました。
皆さんご存知でしたか?
16歳の彼女が本気で地球環境の将来について考え、積極的に行動し世界を動かしています。
あなたにできることは何でしょうか?
参考:
ガーディアン紙 「They see us as a threat because we’re having an impact」 2019/07/29
https://www.theguardian.com/culture/2019/jul/21/great-thunberg-you-ask-the-questions-see-us-as-a-threat
Youtube 「Greta Thunberg full speech at UN Climate Change COP24 Conference」
https://www.youtube.com/watch?v=VFkQSGyeCWg
TED 「TED SPEAKER」
https://www.ted.com/speakers/greta_thunberg
Greta Thunberg Instagram
https://www.instagram.com/gretathunberg/?hl=ja
スウェーデンで約一年間過ごした後、’’日本にはない価値観を届けよう’’と、RenとNorrを開設。
世界最北端の都市を訪れたり、北極圏でトレッキングしたりと冒険が生き甲斐。