先日、スウェーデン北部で約1週間ほどかけてハイキングしてきました。
街歩きの良さとはまた違う
大自然に囲まれた絶景がそこにはあって、
終始、北部の綺麗さに圧倒されました。
![](https://norr.jp/wp-content/uploads/2019/05/DSC00153-1024x683.jpg)
そして今回ハイキングをしたなかで特にわかりやすく気付いたことが一つ。
それは、
Kånkenバッグでおなじみ、Fjällrävenの圧倒的人気度です。
そこで今回はそのFjällrävenについて紹介します。
Fjällräven
Fjällrävenは日本だとKånkenバッグでおなじみのブランドで、
なんだか可愛らしいイメージがありますが
実は歴史あるスウェーデンのアウトドアブランドなんです。
ブランド名はスウェーデン語でホッキョクギツネを表します。
![](https://norr.jp/wp-content/uploads/2019/07/animal-arctic-blur-208976-1024x805.jpg)
目に留まるこのキツネのマークのロゴは
町で歩いていてもよく見かけるのではないでしょうか?
![](https://norr.jp/wp-content/uploads/2019/07/fjr_logo_red_cmyk.jpg)
Fjällrävenの歴史
1950年、当時若干14歳だった後の創立者Åke Nordinは
当時使われていた木製フレームのバックパックの使い勝手が気に食わず
家の地下スペースで、自らバックパックを作ってしまいます。
これが Fjällrävenの始まりです。
そして当時のスウェーデンは
航空機産業が非常に栄えていて、
彼はそこで使われていた高度な溶接技術を
初めてバックパックに応用しました。
そうして作られたアルミ製フレームのフェールラーベンのバックパックは
従来の木製フレームのバックパックに比べ、
軽量で丈夫であり、欧州で人気を集めました。
また、それが1960年代のバックパッカーブームを
もらたした要因の一つとも言われています。
![](https://norr.jp/wp-content/uploads/2019/07/backpacks-college-college-students-1454360-1024x683.jpg)
Fjällrävenが支持される3つの理由
①耐久性
フェールラーベンの製品は高い耐久性で世界的に有名で、
一回買ったら買い替える必要がないと言われるほど。
②エコフレンドリー
フェールラーベンは、
アウトドアの時間を楽しむ際のマナーである
「訪れた場所(キャンプ場等)には足跡しか残さない」を
モットーに活動し、高品質な製品を作り続けています。
例えばこのRe-Kånkenは
ペットボトル11本からリサイクルして作られた
リサイクルポリエステル素材を原料にしています。
③デザイン性
トレンドを追わず、ずっと使ってもらえるような
デザインが意識されているので
デザインという観点からも、
「一回買ったら買い替える必要がない」と言えます。
実際にスウェーデンでハイキングしてみて
北部にあるハイキングコースで出会ったハイカーの
ほとんどの人たちがFjällrävenの製品を身に着けていて、
ここまで人気なのかと驚かされました。
バックパックはもちろんのこと、
ハイキング用ズボンやジャケット、帽子等のアクセサリーなど
おなじみのキツネのマークを見る事は頻繁にありました。
そうして、本場スウェーデンでの
このブランドの信頼度の厚さを実感するとともに
山小屋で出会ったスウェーデン人のなかには、
何を買うにしても、その製品が環境に配慮されたものかどうかが
判断基準の一つになるとおっしゃっていた方もいて、
日々の生活のなかでの
環境問題への意識の違いを痛感しました。
企業側の努力ももちろんですが
買う側の私たちも一人一人がより環境に
意識して製品を選択していきたいですね!
参考;
Fjällräven 公式ホームページ
https://www.fjallraven.com/
Fjällräven Japan 公式ホームページ
http://fjallraven.jp/
Fjällräven, Re-Kånken The Most Sustainable Kånken So Far
https://www.youtube.com/watch?v=heCKKUUOCbw
![](https://norr.jp/wp-content/uploads/2019/05/Norr Profile.jpg)
スウェーデンで約一年間過ごした後、’’日本にはない価値観を届けよう’’と、RenとNorrを開設。
世界最北端の都市を訪れたり、北極圏でトレッキングしたりと冒険が生き甲斐。