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実はスウェーデンは国全体がAirbnbに登録されている~自然享受権~

スウェーデンは国全体をAirbnbに登録しています。

Airbnbってホテルとか宿泊先を予約できるサイトじゃないの?と思う方が多いと思うのですが、
スウェーデンにいたっては、スウェーデンの自然を含む国全体が宿泊地として登録されているんです。

なぜなら、スウェーデンには自然享受権があり、
誰もがスウェーデンの自然を享受する権利があるとされていて、
人々の間で自然は万民のものであるという共通認識がもたれています。

Visit Sweden Freedom to Roam

自然享受権で認められていること

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*他の北欧諸国でも存在しますが、今回はスウェーデンの自然享受権に絞ってご紹介します。

①他人の住居の近くや耕作地を除いて、どの土地へも立ち入ることができる。
②テントを張ることができる。
③花、きのこ、ベリーを摘むことができる。
④通ってはいけないという標識がない限り、私道を車で通ることができる。
⑤湖で泳ぐことができる
⑥個人宅から離れてさえいれば、どのビーチへも行くことができる。
⑦五大湖とその湖岸では、魚を捕ることができる。

まとめると、
スウェーデンでは、他人の住居や耕作地の近く、自然保護区などの場所を除いて、
ほとんどの場所でテントを張ってキャンプをしたり、サイクリングをしたり、湖で泳いだりすることが自由にできます。
◎ちなみにこの権利は、海外からの観光客にも適用されるため、
日本からスウェーデンを訪れた際も同様にスウェーデンの自然を満喫することができます。

自由であるとともに責任をもつ必要も


忘れてはいけない一番大切なことは、自然を大切にする精神です。
自然享受権のおかげで自由にできることは多いですが、同時に一人一人が責任をもつ必要があります。

Kebnekaise Fjällstation(山小屋)にあるスウェーデンのアウトドアでのルール

おさえておきたいスウェーデンでのアウトドアマナー

①他人の住居には近づかない
②許可された場所でのみテントを張る
③岩の上や近く、また火が燃え広がりそうな場所では火を焚かない
④ポイ捨てはしない。ゴミは持ち帰る
⑤排泄物の跡を残さない
⑥森林やその土地に損害を与えない
⑦牧場や家畜を育てる場所の門は必ず閉める
⑧絶滅危惧種の植物を採取しない
⑨自然保護区などでのルールを把握し、守る
⑩ペットの犬は飼い主が責任をもって管理すること
⑪スウェーデンの自然を享受する際は、他人や野生動物を思いやる
⑫許された場所でのみ泳ぐ
⑬許可された場所でのみ車を使用する

一人一人がこれらのマナーを守らなければ、自然享受権は成り立たたなくなってしまいます。
スウェーデンでアウトドアアクティビティをされる方はおさえておきたいですね。


人の手が全く加わっていない場所でのキャンプは、決められたキャンプサイトで行うキャンプとは全く違う体験ができると
思いますし、絶景に佇む湖で自由に泳ぐなんて中々できない体験ですよね。
マナーを守って、ぜひスウェーデンの生の自然を体験しに行ってみてはいかがでしょうか。



参考文献:
Swedish Environmental Agency, This is Allowed, 2019/08/06 閲覧

http://www.swedishepa.se/Enjoying-nature/The-Right-of-Public-Access/This-is-allowed1/

Visit Sweden, About the right to access the Swedish nature, 2019/08/06 閲覧
https://visitsweden.com/about-the-right-of-public-access/

BuzzFeed, 「スウェーデンが’’国全体’’をAirbnbに登録 どこでも自由に宿泊可能に」Atsuyoshi Narumi, 2017/05/23
https://www.buzzfeed.com/jp/narumi/aaaaaaaaaaaaaairbnbac?utm_term=.bnypwmYaM#.axEbBQoy5

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