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※2020年11月11日の情報です
※実際の投稿はコチラ

Hei!
みなさまこんにちは🇧🇻

今回はノルウェー科学技術大学（NTNU）での修士課程、特にインターナショナル・マスターコースと呼ばれるものについてご紹介したいと思います！
また最後に留学中におすすめしたい仕事についてご紹介したいと思います🙂

NTNUで修士の学位を取るには、学士＋修士の５年コース、または修士のみの２年コースがあります。この修士のみの２年コースの多くはインターナショナルマスターコースと呼ばれるものです。名前は長いですが、要するに英語で授業が受けられて修士論文も英語で書くというコースです。（このタイプのコースの修士論文はノルウェー語で書くのも不可です。）

それでは、修士課程の2年の間のカリキュラムはどのようにできているのでしょうか？物理学科を例に説明していきたいと思います。
授業は１つあたり7.5ポイント単位が取得でき、修士学位取得には120ポイント必要です。

◆１年目
秋学期 授業４種類（7.5×4＝30ポイント）
春学期 授業４種類（7.5×4＝30ポイント）
１年目で8種類全て取っておくと後半が楽です。

◆２年目
修士論文を書いて発表するための研究（物理学科は修論が60ポイント）
また1年目で取りこぼしたり、成績を改善させたい授業を2年目でも取れます。

修論で得られる単位数は学科によって30ポイントだったり60ポイントだったりします。30ポイントの学科は研究に半年だけ費やし、発表はしないそうです。その代わり授業をその分多く取るのだそうです。

日本の大学出身の私は、「一学期間で4つなんて少ないな🤔5個取ってみよう🤩」という考えになりました。しかしこれは大きな間違いでした。日本も大学によって様々だと思いますが、私の大学では一つ一つの授業のボリュームはそこまで大きくなかったのだとNTNUに入ってから気づきました。そして日本の大学では期末試験も各科目2時間程度でした。一方NTNUでは１つ１つの授業を深く掘り下げ、しっかりドップリ理解していないと良い成績どころか単位が取れません。そして期末テストもたっぷり4時間です。これに加えて課題やプレゼンテーションがある科目もあります。
幸運なことに、NTNUは取ったことを後悔した科目がある場合には、期末テストの2週間前までならキャンセルできるので、最初に様子見で多めにとることは実はオススメできるのですが、試験を５個受けるのはかなりキツイです。（４個でギリギリです）

NTNUには独特な授業が一つあり、修士1年目の春学期には全学科共通のコースで、EiT（Expert in Teamwork）と呼ばれています。EiTでは、学科や出身国を混合させた5人から6人のチームに分け、半年かけてチームで研究をして、その成果を発表・そしてレポートにまとめます。この授業での評価基準は研究成果ではなくてチームプレイなので、独特でとても面白い授業でした！
このEiTは全ての修士課程で必修ですので、物理学科ではEiTに加えて残り7つの授業を取ることができます。

１年目で授業を8つ取り終えると、修論に集中できるということ以外にも良いことがあります。それは、TA（授業のアシスタント）に応募できるという点です。
トロンハイムでは、英語で出来るアルバイト先がオスロに比べて少ないので、TA業務は留学生にはとてもオススメです😉
自分の勉強にもなりますし、担当教授とも接点が多くなるので、博士過程や企業での研究を考えている方などにもオススメです！

理系の留学生にオススメの仕事として、夏休み中の仕事ですが、もう一つあります。NTNU学内にはENERSENSEという研究機関があり、そこは毎年夏休みにサマープロジェクトに参加したい学生を募集しています。
私も参加したことがありますが、6月上旬から5週間研究（あとは学校の芝生でバーベキューやカヤックなどのアクティビティも多数！）をして、最終的にはポスターを制作します。夏休み後の秋学期にポスターセッションをするという、学びがたくさんある仕事です。こちらも研究の世界と接点がたくさんあるので、博士過程に興味のある方や仕事としての研究を体験をしてみたい方にオススメです。

今回は実際にNTNUの修士課程に入ったらどの様なカリキュラムで勉強するのかを紹介させていただきました。次回の投稿では学外でのアクティビティについて紹介していきたいと思います🌟

それでは Ha det bra🤗

■今週の大使：@kristina_shizuka