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フィンランド / Finland 環境 / Environment

なぜフィンランドの小さい街がEUで最もエコな街に選ばれたのか?

最近スーパーで買い物したら、基本ビニール袋はもらいません。どうも、NorrライターのRenです。


ビニール袋をゼロにする動きは世界各国で盛んになっていますよね。今日はそんな環境に関する記事です。

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「緑の首都(European Green Capital Award)」という賞を知っていますか?(僕はニュースを見るまで知りませんでした。)

これは欧州委員会環境局というところで毎年受賞される名誉ある賞を指します。

(ちなみにこれは中都市から大都市を対象としていて、小都市を対象とした同じような賞は「European Green Leaf」と呼ばれます。葉っぱ(leaf)なんですね。)

噂によると「喉から手が出る」ほど欲しい賞とされているそう。

それもそのはず、最近SDGs(詳しくは下記リンクから)の認知度がグングンと伸びていて、ヨーロッパの国々では特にその動きが活発です。

2010年から授与されるようになって、ヨーロッパでは毎年関心を集める賞なんですね。


栄えある2021年の受賞都市はフィンランドの


ラフティー!!


ん?どこ?

ラフティーにお住いの皆さま。ごめんなさい。僕は初耳でした。



とりあえずGoogle Mapで検索。

ラフティーはフィンランドの首都ヘルシンキから100kmほど北に行ったところにある街。12万人ほどなのでそんなに大きな街ではなさそう。ちなみにラティーとしているサイトもありましたが、僕にはラティーに聞こえました。


湖の街ラフティ
Credit: Visit Lahti Photo Library Photo by Hannu Vallas





なぜラフティーが受賞したのか?


受賞の理由を考える前に、どんな基準で選ばれるのかを確認したいと思います。それに一番当てはまる都市だからこそ受賞したと考えられますね。

公式サイトによると、


1. 気候変動緩和(Climate Change: Mitigation)

2. 気候変動適応(Climate Change: Adaptation)

3. 持続可能な交通網(Sustainable Urban Mobility)

4. 持続可能な土地利用(Sustainable Land Use)

5. 自然と生物多様性(Nature and Biodiversity)

6. 大気の質(Air Quality)

7. 騒音(Noise)

8. ゴミ処理(Waste)

9. 水質(Water)

10. 環境イノヴェーション(Green Growth and Eco-innovation)

11. エネルギー効率(Energy Peformance)

12. 環境管理(Governance)


少し多めの基準ですが、要は“どれだけ環境保護促進に向けて動いているか”ということです。だから、なぜラフティーが選ばれたかというとこうした環境への配慮に長けているからですね。選定委員会によると、ラフティーは6, 8, 10, 12の項目で特に突出していたようです。

加えて、大気の質向上を謳うパイニアとして1997年から目標を掲げ、見事汚染物質の排出現象を達成!!それから、住民の99%が自然から300m以内の場所に住んでいることも評価されています。まさに自然との共生ですね。


自然が近いライフスタイル
Credit: Visit Lahti Photo library Photo by Petri Koivisto



「緑の首都」に選ばれるメリットって?


名誉ある賞を受賞するってかなり価値のあることですよね。「緑の首都」も同じでいくつものプラスポイントがあります。

そのいくつかとは、

観光客誘致であったり、その地域で生産しているグリーンな商品のPRになったり、他の地域との協働関係を結ぶきっかけになったりします。もちろん、その地域としての一体感も強まります。

そして「緑の首都」として認められると、先ほどの僕みたく、それまで知らなかった人がその街を知るきっかけにもなる!そしてその街のイメージは環境先進都市になる!!メリットしかないですね。


ノルディックスキーの会場
Credit: Visit Lahti Photo Library Photo by SAMSUNG CSC




歴代の受賞都市は?


2021年はラフティーが受賞しましたが、他の年はどうでしょうか?初代(2010年)から今年まで一気に並べてみます!


2010年:ストックホルム / Stockholm(スウェーデン)

2011年:ハンブルク / Hamburg(ドイツ)

2012年:ビトリア・ガステイス / Vitoria-Gasteiz(スペイン)

2013年:ナント / Nantes(フランス)

2014年:コペンハーゲン / Copenhagen(デンマーク)

2015年:ブリストル / Bristol(イギリス)

2016年:リュブリャナ / Ljubljana(スロベニア)

2017年:エッセン / Essen(ドイツ)

2018年:ナイメーヘン / Nijmegen(オランダ)

2019年:オスロ / Oslo(ノルウェー)

2020年:リスボン / Lisbon(ポルトガル)

2021年:ラフティー / Lahti(フィンランド)


(*各都市のローマ字表記をクリックすると、公式サイトに飛びます)


北欧勢の圧倒的な環境意識の高さが顕著ですね!!

まだまだ日本では知られていない「緑の首都」

これからもっともっと認知が広まって持続可能な社会になれば良いなと思います。認知向上、観光客誘致などが見込めるので、日本の自治体でもこういう賞はできそうですね。




参考:

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html

↑SDGsの説明リンク(外務省)

https://visitlahti.fi/en

http://ec.europa.eu/environment/europeangreencapital/about-the-award/

http://ec.europa.eu/environment/europeangreencapital/wp-content/uploads/2019/06/Winners%20Press%20Release%20200619.pdf

https://www.citypopulation.de/php/finland-admin.php?adm2id=398

https://news.yahoo.co.jp/byline/abumiasaki/20190624-00131302/

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