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スウェーデン / Sweden 北欧留学大使

[北欧留学大使 #14] 山田直也さん:スウェーデン・ストックホルム大学(修士課程)

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※2021年2月24日の情報です
※実際の投稿はコチラ


【ストックホルム大学】

ストックホルムにある国立大学。ストックホルム大学は、研究と密接に連携した幅広い教育を提供し、大規模な学校でありながら比較的少人数のクラス編成で質の高い教育が行われています。学生・教職員ともに多様な国籍・人種で構成されており、男女比のバランスもよいです。学部生が約20000人、大学院生が約5000人在籍しています。修士課程以上は英語開講の授業がほとんどです。大学全体でおよそ300プログラムと1700コースが開講されています。大学内外のコラボレーションとパートナーシップで、教育の質と生涯学習の促進に寄与しています。キャンパスはとっても広くて最初は迷子になりました😂中央に広い芝生の広場があったり、それぞれの学部棟や図書館など充実した施設がたくさんあります。ちょっと離れにある理学部棟にめちゃくちゃ美味しいランチを提供する学食があるのでオススメです!

学部やコースによって授業形態は様々だと思いますが、私のコースでは30人程度の比較的小さなゼミスタイルが取られています。ディスカッションやグループワークといったアウトプット型授業で、学生の主体的な学びの姿勢がよく見てとれます。移民の方やお母さんしながら勉強している方もいて、多様な意見を聴きながらいつも刺激を受けています。クラスメイトがお母さん世代であったことがこれまでなかったのでとても新鮮ですね!教授陣はとてもフレンドリーで学生との距離が近いです。質問や相談には、メールでアポイントメントをとると比較的早急に対応して下さいます。学生が教授をファーストネームで呼ぶのはスウェーデンならではの特徴かもしれません😀 コースによっても違いますが、クラスの前に読んでおく文献の多さに正直驚かされましたね。私は英文を読むスピードが遅いので、全部読みきれないこともしばしば。。。スキミングの技術を早く身に付けたいです!

現在、授業は全てオンラインで行われています。ホームステイ先から授業に参加していて、正直大学にはまだ数回しか行ったことがないです😂プログラム開始前は、1termだけがオンライン開講の予定でしたが、現状を踏まえて大学はオンライン授業の継続を予定していて少なくても合計1年間は続きそうです。オンラインによって世界中どこにいても教育機会にアクセスできるようになりましたね。ただ、よい点がある一方、問題もあります。まず、時差です。スウェーデン時間を基準に授業が行われるため、アジアや北米にいる留学生にとっては夜遅くになってしまうこともあります。そこで、授業を録画していつでも学生が見られるように大学は対応しています。ただ、GDPRの規制によって参加者全員の同意がなければ録画できないということで、大学から同意書を提出するように連絡がきたりします。また、インターネット環境も問題ですね。インフラ整備が不十分な地域ではインターネットが不安定で、それらの地域の学生はZoomミーティングの内容が聞きづらかったり、発言してもこちらにうまく聞こえてなかったりします。教授陣も学生もこのような学びの在り方は初めてですね。そんな中でも、全ての学生に教育の質を担保するために大学と学生たちが積極的にコミュニケーションをとりながら創意工夫しています。

⬛︎今週の大使: @naonowjapan

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コロナ禍のリアルな留学生活をお届けできたらなと考えております。noteでもスウェーデンの情報を更新しています😁
ご質問やコメントございましたら、私のアカウント(@naonowjapan)までどしどしご連絡ください。

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