はやとです。

‘日本にはない北欧の価値観を届ける‘をテーマにNorrを立ち上げました。

今思えば僕がNorrを立ち上げたいと思うようになった要因は２つありました。

一つは、日本での大学生活です。

僕のいた国際系の学部はただ国際的な知識をつけるだけでなく、海外から見た日本や世界のなかでの日本という客観的な観点から日本を研究することにフォーカスしていました。

そのなかで、日本固有の個性あふれる文化などの魅力を再認識する一方で、日本では海外で議論されていることについての情報が少なく、それによって日本社会全体的に海外のことについて疎いのではと考えるようになりました。

「別に海外と日本を比べる必要はないんじゃない？」と思う方もいると思います。

ただ、世界の中での日本という立場で考えたとき、特に地球規模の課題（例：環境問題やジェンダー平等の確立など）に対してより責任感のある行動をすべきだと思ったんです。

そこでNorrを通して、日本にはない価値観を伝えたいと思うようになり、日本のなかだけに縛られず、「こんな世界があるんだ」と感じてもらえるような情報を届けたいと考えたんです。

二つ目は、約一年間のスウェーデンでの生活です。

これが結果的に自分の視野を広げた一つの大きな経験になりました。

特に日本よりも各々が自分らしくいられる環境が整っていたのが印象的でした。

例えば、ジェンダー平等の重要性が盛んに議論されているスウェーデンでは、当たり前のように性別の欄に男・女だけでなく、「その他」や「それに該当しない」という選択肢があったり、

スウェーデン語には英語で言うHeとSheにあたるHanとHonだけでなく性別に中立な「Hen」という代名詞が存在したりします。

また、多くの人にとってリサイクルが習慣化しているスウェーデンは他国からゴミを輸入さえしているなど、驚かされることは本当にたくさんありました。

日本で当たり前のことは決して当たり前ではないんだと痛感させてくれた自分にとって大切な経験です。

僕がNorrへ抱く思いはこんな感じです。

これからどんどん多様になって、面白くなっていくNorrをお楽しみに！

Hayato