日本で一番人気の寿司ネタをご存知ですか?
マグロ?いくら?サーモン?
答えはサーモンです。僕もサーモンが一番好きで回転寿司では最初に食べる寿司でもあります。2019年のマルハニチロ社の報告によると、「回転寿司でよく食べるネタ」は8年連続でサーモンです。2位のマグロ(赤身)と大差をつけて堂々の1位のサーモン。
でも実は昔から食べられていたわけではなく、比較的最近生まれたネタなんです。しかも、ノルウェーなしでは生まれなかったという歴史があるんです。
サーモンが本格的に食べられるようになったのは1995年です。当初日本では焼いたりして鮭を食べるのが普通でした。主流だった太平洋産の鮭は衛生的に生で食べられないとされていたからです。
そこに切り込んだのがノルウェー。ノルウェーでは養殖栽培が盛んに行われていて生でも食べられるクオリティーでした。ノルウェーとしてもその美味しい魚介類を世界に届けたかったようです。その安全性を訴え続けたノルウェーの甲斐あって、こうしてサーモンのお寿司を食べられるんです。
今では回転寿司の王者に登りつめたサーモン。日本で当たり前となった食文化の背景にノルウェーが関わっていたなんて思っても見なかったですよね。
もっと詳しくこの背景を知りたい方は下のリンクから読んでみてくださいね。
「なぜノルウェーなしでサーモンの寿司は生まれなかったのか?〜こってり編〜」
参考:
Japan Timesの記事より:
the local.no(ノルウェー情報サイト)より:
https://www.thelocal.no/20151103/salmon-sushi-is-a-norwegian-invention
全国すし商生活衛生同業組合連合会HP: https://sushi-all-japan.com/index_b2_1.html
Norway exports(ノルウェー輸出組合)より:
文筆家、写真家、イラストレーター。学部時代のスウェーデン留学が大きな転機となり、北欧のウェルビーイングを身体で学ぶべく、ノルウェーとデンマークの大学院に進学。専門は社会保障、社会福祉、移民学。2021年6月両国にてダブルディグリーで修士号取得後、帰国。現在は、アニメーション業界に飛び込み、ストーリーテリングの観点から社会へ働きかけるべく活動を広げている。フリーランスとしても活動している。又、北欧情報メディアNorrから派生した「北欧留学大使」を主宰し、北欧留学支援もしている。
■これまでの活動歴:「令和未来会議2020”開国論”(NHK)パネリスト出演」、「デモクラシーフェスティバル2020(北欧5カ国大使館後援)イベント主催」、その他講演多数