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ノルウェー / Norway 観光 / Sightseeing

あれもこれも世界最北!ノルウェー領スヴァールバル諸島

ノルウェー領であるスヴァールバル諸島を聞いたことはありますか?最近では日本のテレビ番組でも取り上げられることの多いこの島々。


少しずつ注目を集めているスヴァールバル諸島に迫ります。




どこにあるの?


ノルウェー領であるスヴァールバル諸島は、北極海に浮かぶ島々でノルウェーと北極点の中間地点 (北緯74〜81度) に位置すると言われます。北緯66.33度よりも北のエリアを北極圏を呼んでいるので、スヴァールバル諸島はまさに北極圏のど真ん中の島々と言えます。





どれくらい寒いの?


スヴァールバル(Svalbard)とは「冷たい海岸」を意味し、その名のごとく極寒の地です。冬の平均気温は−14℃、夏場は6℃程度までしか上がりません。北緯78度に位置することを考えるとそこまで寒くはないかもしれませんね。それから「北極の砂漠」とも呼ばれていて、年中通しても200~300mmしか雨が降りません。




どんなところなの?


1920年にスヴァールバル条約が締結され、1925年から正式にノルウェー領となりました。極寒の中で生まれた手付かずの生態系とその美しい景観がたくさんの人々を惹きつけているようです。スヴァールバル諸島に住む人よりもホッキョクグマの数の方が多いと言われていて、それほど自然と共存した生活が現地にはあります。10月から1月は昼でも夜でもオーロラを見れることがあるんだとか。



スヴァールバル諸島の中で一番大きい島が「スピッツベルゲン島(Spitsbergen)」。この島に行く人がほとんどです。この島には「世界最北」がいくつかあって、例えば、ロングイールビュエン(Longyearbyen)という町。この町は世界最北端にある町として知られています。2000人くらいの人がそこで生活しているそう。それから世界最北端の大学「スヴァールバル大学センター(The University Center in Svalbard)」。ここでは北極圏の生態系や地質を研究するコースがあったりと、大学レベルでの高等教育を受けることができます。設立年が1993年と新しく、しかもノルウェー国内にあるということで授業料はかかりません。

他にも世界最北のビール工場や、世界最北の寿司屋(公式HPに記載あり)があったりと、とにかくあらゆるものに“世界最北”がつくようです。


スヴァールバル諸島での観光といえば、何と言ってもその壮大な自然を感じることに他なりません。ホッキョクグマがいろんなところに生息していること、白夜や極夜を楽しんでオーロラだって見れるかもしれません。クルーズで島をぐるっと回っても良いですね。何をするにも非日常な体験がそこにはあるはず。





どうやって行くの?


最後にスヴァールバル諸島までの行き方について。基本的に飛行機で行くことが多いです。行き方は2つ。首都オスロからとトロムソから。オスロ便だと3時間程度、トロムソ便だと2時間弱程度かかります。定期的に便も出ていて、特に夏場が多いようです。


渡航前に1つだけ大切なこと。スヴァールバル諸島はノルウェー領ではありますが、シェンゲン協定の範囲外にあるので、必ずパスポートが必要になります。
※シェンゲン協定=協定領域内であれば国境管理がなく、パスポートなしで自由な国の移動ができる。


いくつもの”世界最北”を持つスヴァールバル諸島。
そこには見たことのない自然が広がっています。
北極圏へ飛び出して極北の日常を体感してみても良いですね。




参考:

スヴァールバル諸島へ行かれる際はこちらのサイトをご覧ください。詳しく書かれています。

https://en.visitsvalbard.com/

スヴァールバル政府HP

https://www.sysselmannen.no/en/

Visit Norway HP

https://www.visitnorway.com/places-to-go/svalbard-islands/#transport

世界最北の大学機関 The University Center in Svalbard

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