北欧と聞くと、
「寒そう!」
そんなイメージを持っている方も多いかもしれません。スウェーデンに1年近く住んだ経験があり、今はノルウェーに住んでいる僕からしても寒いと思います。
「じゃあ一体北欧ってどれくらい寒いの?」
この疑問についてデータを元に比較してみました。北欧5カ国の首都と世界の主要4都市を厳選して、月別の平均気温をグラフにしました。データ元は気象庁HPの「世界の気象データツール」です。
※2018年の観測データを元にしています。例外として、ストックホルムの11月だけデータがないようで平年値(1980年〜2010年の観測データの平均値)を元にしました。
アイスランドの首都レイキャビク(ピンク)は全体として低いですね。世界で一番緯度が高い首都(北緯64.13°)ということもありやっぱり寒いようです。このデータはあくまでも平均気温なので、もっと低いときもあります。
ヘルシンキ(北緯60.18°)とオスロ(北緯60.20°)はどうでしょうか。そこまで大きな差はなさそうですが、オスロの方が若干寒そうですね。
どの首都も概ね夏場は過ごしやすそうですね。日照時間も長い(夜10時まで明るいことも多い)ので、夏初めから夏終わりが街歩きには適してそうです。冬場はオーロラなどまた違った楽しみ方ができるので、目的に合わせて旅行計画を立ててみて下さい。
参考:
気象庁 世界の天候データツール
https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/monitor/dailyview/index.php
文筆家、写真家、イラストレーター。学部時代のスウェーデン留学が大きな転機となり、北欧のウェルビーイングを身体で学ぶべく、ノルウェーとデンマークの大学院に進学。専門は社会保障、社会福祉、移民学。2021年6月両国にてダブルディグリーで修士号取得後、帰国。現在は、アニメーション業界に飛び込み、ストーリーテリングの観点から社会へ働きかけるべく活動を広げている。フリーランスとしても活動している。又、北欧情報メディアNorrから派生した「北欧留学大使」を主宰し、北欧留学支援もしている。
■これまでの活動歴:「令和未来会議2020”開国論”(NHK)パネリスト出演」、「デモクラシーフェスティバル2020(北欧5カ国大使館後援)イベント主催」、その他講演多数