こんにちは。Renです。
Blogのカテゴリを設けてはいましたが、なかなか書き出せず今に至りました。やっぱり最初を大切に、大切にしようとしてしまうので、なかなか始まらなかったんです。世に広まってしまうものだから良い事を書かなきゃ、ってなって。
良くないなあ。
世間体である事を辞めたいのですが、なかなか難しい。だから僕の場合は「独り言」のような感じのBlogになりそうです。僕が日常で思った事、そこには必ずしも北欧に関係のない事も。
今日もそんな独り言になりそうです。
考えることは好きで、寝る前に思考がぐるぐるすることはよくあるんです。
なんか良い考えが思い付いた!って思っても
朝起きるとスーっと消えていってしまってる。
これって勿体ないなあと思います。
考えよう!って思っても上手く考えがまとまらない。
リラックスしてる時、ふとした時にハッと考えが浮かんだりしますよね。
そんな感じでゆる〜くBlogを書いていけたら良いなあと思います。
僕は180cmなのですが、これって高いですか?低いですか?
人によって違うと思います。
日本人男性の平均身長は170cm前後なので日本人からしたら多分高い。
でも平均身長が180cmのスウェーデン人からしたら普通なんです。
どういうことかっていうと、人はみんな自分の「ものさし」で物事を判断する。
こういう例はどうでしょう。
東京に住む人からしたら東京タワーは必ずしも高くない。
いや、もちろん高いんだけど、それよりもスカイツリーが頭をよぎる。
あくまでもナンバーワンは東京スカイツリーなので。
でも、これがスウェーデン人だったら東京タワーでもすごく高いと感じるはず。
スウェーデンで一番高い建物は190mのターニングトルソ。
こんな感じ。
今の2つの例は可視的なもの。
では見えないものの「ものさし」は?
東京に暮らす人は東京の生活しか知らない。
でも、海外で育った人は日本人とは違った内なるものさしを持っているんです。
それが俗にいう文化の違いというやつ。
笑いのツボもそうだし、生活のスピードもそう。
こう考えると、色々な文化に触れていれば生活の幅がグッと広がりそうな気がするんです。
それに他の文化を体験した上でじゃあ日本は?って考えるのと、体験しないで考えるのでは比較の奥行きが変わってくる。2Dと3Dくらい違ってくるんじゃないかな。
僕でいうと、学部時代に色んな人の「しあわせ」を感じてきた。
海外ボランティアっていうのを昔やっていて、それでマレーシアの島に良く行っていた。
そこには色んな理由で不法でマレーシアに入国する人が大勢暮らしている。
法を犯しているわけだから、公共サービスなんて受けられない。
そんな事も露知らず、のびのびと暮らす学校に行けない子ども達。
ご飯だって100%毎日食べられるわけでもない。
でも、そんな環境にいながら「しあわせ」と言う子ども達。
家族と生活できている、友達と戯れられることがしあわせみたい。
とうの昔に忘れ去られたようなしあわせの在り方を遠い国の子ども達に教えられた。
北の国、スウェーデン。
僕が留学していた国。
北欧の中での幸福度は若干低いものの、世界で見ればかなり上位にいるスウェーデン。
しあわせな国として周りからチヤホヤされている。
国との信頼関係であったり、セーフティーネットが担保されているから安心感を感じる。
人との信頼関係があるからこそ、それが安心に繋がる。
さっきの子ども達とは180°くらい違うしあわせじゃないかなって思ってる。
それでいて僕はしあわせなのかと問われると目線を逸らしてしまいそうだけど、少なくとも僕は2種類のしあわせの在り方を肌で知った。
僕のしあわせの価値観はこうした基準をもとに無意識に判断されているんだなあと思う。
留学中初めてフルマラソンに参加した。
コペンハーゲンのあの街並みを42.195km駆け抜けた経験は大きい。
練習をしなかったからその分身体へのダメージが大きくて、それでも負けず嫌いだから目標タイムに届くよう必死に走った。
完走後1週間くらい筋肉痛に苦しんだ。
それと引き換えに僕は42.195kmを走ったというものさしを手に入れたと思ってる。
あの経験があるからこそ、ちょっとやそっとの事ではへこたれない自信がある。
「あれよりは辛くないぞ」と自分を奮い立たせることができる。
こんな感じで、色んなものさしで測りながら人は日々活動しているんだと思う。
そういう意味で、ものさしは人を豊かにしてくれる大事なツールであると思う。
色んな種類のものさしをこれからも集めていきたいなあと思う。
(※サムネイルの写真はものさしではなく、メジャーですね。すみません。)
文筆家、写真家、イラストレーター。学部時代のスウェーデン留学が大きな転機となり、北欧のウェルビーイングを身体で学ぶべく、ノルウェーとデンマークの大学院に進学。専門は社会保障、社会福祉、移民学。2021年6月両国にてダブルディグリーで修士号取得後、帰国。現在は、アニメーション業界に飛び込み、ストーリーテリングの観点から社会へ働きかけるべく活動を広げている。フリーランスとしても活動している。又、北欧情報メディアNorrから派生した「北欧留学大使」を主宰し、北欧留学支援もしている。
■これまでの活動歴:「令和未来会議2020”開国論”(NHK)パネリスト出演」、「デモクラシーフェスティバル2020(北欧5カ国大使館後援)イベント主催」、その他講演多数