北欧情報メディアNorr

北欧情報メディア

環境 / Environment 記事 / Article 食 / Food

お店の余り物でケータリング!?スウェーデンのマルメで注目されている「RudeFood」

『食品ロス「Nej tack(ネイタック)」月間』
第二弾!

今回は、スウェーデンのマルメで注目されているケータリングサービス「RudeFood」について
ご紹介します。

*「Nej tack月間って何?」と思った方はコチラをご覧下さい。



RudeFood

スウェーデン第三の都市マルメで始まった
ケータリングサービス「RudeFood」

2014年にマルメで自然食レストランTapori Tiffinsを営むZeenath Hasanさんによって活動が始まり、彼女に賛同した地元のシェフやデザイナーなどのボランティアによって運営されています。

彼らがなぜ注目を集めているかというと、
地元マルメのレストランやスーパーなどと連携し、余った食材を調達・調理して、フェスやポップアップイベント、ワークショップ、企業のカンファレンスなどでケータリングを振舞っているからです。

彼らがケータリング料理に使う食材の95%
レストランやスーパーなどからの余った食材で、
形が整っていないことを理由に店頭に並ばない食材をはじめ、食べることができるのに廃棄されてしまう食材を積極的に利用し、食品ロス削減に取り組んでいます。

ちなみに、
RudeFoodの名前の由来についてZeenath Hasanさんに尋ねてみたところ、

「一般的にはFood Wasteというと、ゴミ箱を満たしている捨てられた食材たちですよね。
でもその食材たちは本来、ゴミ箱を満たすためのものではなく、’’人間のおなか’’を満たすためにあります。それを強調するため、食材たちが粗末になっていく様を表す’’Rude’’という強い言葉を名前につけました。」

Photo : RudeFood
コペンハーゲンのスウェーデン大使館にて提供するケータリングを盛り付けるRudeFoodのシェフ


私たちが食べるために生産される食糧の1/3が毎年無駄になっている….

国際連合食糧農業機関によると、
私たちが食べるために生産されている食糧は、

地球全体で毎年10億トン以上無駄に。。。

言い換えると、
私たちが食べるために生産されている食糧の1/3が毎年無駄になっているんです。

食べるために作られたものが、ただ捨てられて無駄になっていく。。。
こんなにもったいないことはありませんよね。


RudeFoodは、HPで「私達がしている新しい方法のケータリングを強調することで、関連する他の環境問題にも目を向けてもらいたい。そして食品を買う時の選択を見直してほしい」と彼らの活動の根底にある思いを綴っています。


この機会にいつも使うスーパーや食料品店がどのように環境に配慮しているかを気にしてみるのも良いと思います!

そのお店の商品の包装は無駄が多くないか?
レジ袋は使い放題になっているか?

些細なことですが、
気にしてみてみるとお店が環境に対してどんな姿勢をとっているのかすぐにわかると思いますよ。


次回は「食品ロスNej tack月間」第三弾!
『世界初!賞味期限切れの食品を売るコペンハーゲンのスーパーマーケットWe food』 お楽しみに!


ちなみに『食品ロス「Nej Tack」月間』第一弾をまだ見ていない方はこちら。





参考:
RudeFood HP
https://rudefood.se/index.html
    
「Food loss and waste facts」 
Food and Agriculture Organization of the United Nations
http://www.fao.org/resources/infographics/infographics-details/en/c/317265/

Recommended
こんにちは、Norr…
Wordpress Social Share Plugin powered by Ultimatelysocial
PAGE TOP