こんにちは、NorrライターのRenです。今回で第3弾、そして今年最後の写真展です。12月はクリスマス関連のイベントが多く、その様子をお伝えできればと思います。
最近のノルウェー(特に僕が住んでいるスタヴァンゲル)はといえば、だいぶ冷え込んできて、日照時間も6時間くらいとまだまだ短くなっています。お昼過ぎには薄暗くなるので、太陽の光は重要です。北欧でのウィンターディプレッション(winter depression)は本当にあるんだなぁと冬の過ごし方は考えものです。
個人的な話ですが、11〜12月頭にかけて課題をひたすらやっていて、苦戦しながらもなんとか終えることができ、ホッとしていました。過去にスウェーデンへ留学していたとはいえ、やっぱり海外の大学院は伊達じゃないなと感じています。
それでは、12月のノルウェーの様子をどうぞご覧ください!
1枚目は、クリスマスのシンボルであるクリスマスツリー。12月頭にスタヴァンゲルの中心部にてクリスマスツリーの点灯式が行われていました。たくさんの人がかけよせて、みんなで灯りが点くのを見守りました。この写真をよくみてみると、iPhoneの画面に家族の様子が見えると思います。北欧にとってクリスマスは1年で一番大切なイベントで、家族が一同に集まります。そんな家族の温かさを感じられる一枚になったのかなと思ってます。
2枚目はこちら。お母さんに寄りかかる少女の後ろ姿に見とれてついシャッターを切りました。この一枚には副題として、奥にサンタクロースが見えます。中心部をぶらぶらしているとたまたまサンタクロースに出くわしました。なぜか船からオレンジを投げていました。こういう伝統なのでしょうか?
こちらはクリスマスマーケットのからの一枚です。スタヴァンゲルの旧市街にて、1日だけ行われました(スタヴァンゲルではあまり盛大に催されないのかな?)。たくさんの人が行き交っていて、道沿いの家に住む職人たちが様々な工芸品を売っていました。他のヨーロッパの都市のクリスマスマーケットとは趣の違ったスタイルで、これもこれで良いなと思いました。
クリスマスの夜(北欧ではクリスマスイヴに祝うのが一般的)、街の大聖堂にてクリスマスの儀式のようなイベントがありました。子どもや大人が数十人出てきて、歌を歌ったり、会場全員で歌ったり、とても神聖な空気が流れている空間でした。
とあるカフェの2階で作業していた時のことです。確か17時ごろだったかな。雨が降ってきて、窓から見える景色には街のイルミネーションが綺麗に見えました。そんななんでもない一コマを切り取ってみたのですが、どこか温かみが感じられて結構好きな一枚です。
街の中心部で開催されていたミニコンサート。おじさん達ががみんな赤いクリスマス帽を被ってクリスマスの歌を歌っていました。なんとも心温まるひと時でした。
スタヴァンゲルは港街なのですが、そのメインの港沿いにはたくさんのバーが並んでいます。その一角にはたくさんクリスマスの装飾が付けられていて、夜になると綺麗に光ります。これは、ちょうど点灯式に行った時の写真です。スタヴァンゲルの静かな夜もイルミネーションで少し賑やかになります。
12月のある朝。時刻は9時を少し回った頃だったと思います。家の窓の外を覗くと、空は真っ赤に焼けていました。曇りが続くことが多いノルウェーですが、時々快晴の日もあって、そんな日の日の出はこんな感じで綺麗な空に染まります。これまで日の入りの空焼けが好きだったのですが、ノルウェーに来てから日の出の空も好きになりました。
12月っぽさはあまりありませんが、たまたま虹を見つけたので。ノルウェー南西部の街スタヴァンゲルではよく雨が降ります。本当によく降ります。漫画みたいに、突然ザァーザァー降ってはいきなり降り止む。こんな感じでよく雨が降ることもあってか、止んだ後には綺麗な虹をみられることがよくあります。
最後もクリスマスとは関係のない写真です。スタヴァンゲルの隣街へ出掛けたときのことです。そこにある小さい山へハイキングしようと思って行ったわけですが、そこで小さな川を見つけました。せっかくなので、そこで一枚。シャッター速度を遅くして流れるような一枚になりました。少し遅くしすぎたかな?
12月の写真展は以上です。少しはノルウェーのクリスマスの様子をシェアできたら嬉しいです。
12月、そして2019年ももう終わりますね。今月僕が書いた記事の中で特にオススメの記事です。
↪︎「『北欧ブーム』が終わっても北欧が注目され続ける理由」
「北欧ブーム」と「北欧ブランド」について深掘りしてみました。よかったら読んでみてくださいね!
これまでの写真展はコチラからどうぞ!!
>「Norr写真展:oktober」
>「Norr写真展:november」
それではまた来月、来年お会いしましょう!!
文筆家、写真家、イラストレーター。学部時代のスウェーデン留学が大きな転機となり、北欧のウェルビーイングを身体で学ぶべく、ノルウェーとデンマークの大学院に進学。専門は社会保障、社会福祉、移民学。2021年6月両国にてダブルディグリーで修士号取得後、帰国。現在は、アニメーション業界に飛び込み、ストーリーテリングの観点から社会へ働きかけるべく活動を広げている。フリーランスとしても活動している。又、北欧情報メディアNorrから派生した「北欧留学大使」を主宰し、北欧留学支援もしている。
■これまでの活動歴:「令和未来会議2020”開国論”(NHK)パネリスト出演」、「デモクラシーフェスティバル2020(北欧5カ国大使館後援)イベント主催」、その他講演多数