こんにちは、NorrライターのRenです。大学院生としてノルウェーに来て、早くも３ヶ月近くが経とうとしています。日本のように四季の境目がクッキリとしているわけではありませんが、10月にもなると葉っぱも色付いて、秋の気配を感じさせます。さすが北欧、10月にもなるとマフラーを首に巻きたくなる時期で、凍りつくような夜を過ごしています。

これまでいくつかブログを書いてきましたが、僕のこだわりとしてブログで使う写真は全て自分で撮影したものを使うことにしています。カメラを手にして一年以上が経ちましたが、ノルウェーに来てからも気分転換に時々街に出たり、時には湖のほとりに出掛けたり。そこで見たものをカメラに収めています。

そういうわけで、僕がファインダー越しに見たノルウェーのありのままの姿を『写真』という形でより多くの人にお届けしたいと思い、今月より『Norr写真展』をやることにしました。

毎月僕が収めた中から厳選して10枚を（オンライン上の）個展という形でお伝えしていきます。よければたまに覗きに来てください！！

それでは、ノルウェーの10月をご覧あれ！！

Norr写真展

〜oktober〜

早朝と夜中は氷点下に近く、日中も一桁な日が続く最近。真っ赤に染まったもみじが雪化粧をするのはノルウェーならでは？

10月4日は『シナモンロールの日』でしたね。僕も街のベーカリーに行って美味しいシナモンロールを食べてきました。スウェーデン発祥のシナモンロールですが、ノルウェーも負けてません。モチモチの生地の隙間から香るシナモンのペースト。仕上げに上から振りかけられた白い砂糖。全てがマッチしていて、あっさりとした浅煎りのコーヒーとの相性は抜群です。

天気もよくて風のない日はなかなかありません。そんな日にはカメラを担いで湖へ。風が少し休んでいる間にシャッターを切る。水面にくっきりと映る色とりどりの葉っぱたち。そんな自然の美しさを２倍楽しめる秘密の場所です。

僕が住む街はノルウェー南西部に位置するスタヴァンゲル（Stavanger）。フィヨルドが有名なので、あったかくなると港にはたくさんの日本語があちこちから聞こえてきます。そんなスタヴァンゲルにはまだ日本人に知られていない歴史的な場所があるんです。その名も“Sverd i fjell”、これは「岩に刺さった剣」を意味します。何を隠そうここはノルウェが初めて統一された重要な史跡なんです。記事にもなっているので、詳しくはコチラからどうぞ！

天気が良かった日に、湖のほとりに夕焼けを見に行きました。するとそこには先客が。これといったエンターテイメントがないノルウェー。こうした自然にエンターテインされるのがノルウェー流の遊び方なのかもしれません。

なんでもない一枚ですが、だからこそ何か考えさせられる。湖にぽかんと浮かぶ黄色い建物。草の茂みからひょっこりと姿を見せるこの小屋は何に使われるんだろう。

後ろ姿が好きで、誰かが通り過ぎては振り返ってシャッターを切ることはしばしば。このおじさんたちはいつから知り合いなんだろう、何を話しているんだろう。後ろ姿からストーリーが生まれることって結構あると思うんです。

雲ひとつない空と、風ひとつない湖のシンクロが綺麗でした。10月にもなると、夕方は肌寒い日が続きます。それでもノルウェーの澄んだ空気を体いっぱいに吸い込みたくなるのも事実。透き通るようなこの景色に吸い込まれそう。いつまでも見ていたくなるような心休まるひと時でした。

街に出るとたまに遭遇する真っ黒な若者たち。スタヴァンゲルの街を闊歩する様子はどこか勇ましい。調べたところ、どうやら彼らは海軍養成学校に通う訓練生のよう。これからのノルウェーを守る大切なホープ達です。

誰がいるわけでもない、何があるわけでもない、ただそこに秋があるから。スタヴァンゲルに観光地はあまりありませんが、その分隠れたスポットが転々としているなあと最近感じます。

『Norr写真展』第一弾はこの辺で！いかがでしたか？いつもの記事とは違って、写真を通して北欧（ノルウェー）の魅力を少しでもお裾分けできていれば嬉しいです。

最後に、今月の一押しの記事を！
↪︎『ノルウェーの刑務所で感じた社会と繋がることの大切さ』

ノルウェーでは北欧の社会保障やソーシャルワークについて学んでいます。その授業の一環で、ノルウェーの刑務所に訪問する機会がありました。そこで感じたことをまとめた記事です。


それではまた来月お会いしましょう！